〈味坊〉の「酸菜白肉」

自分史上最多ごはん

No. 773(2014.03.01発行)
なにしろラジオ好きなもので②
中国・東北地方でポピュラーな、発酵させた白菜と豚バラ肉、春雨の煮物。白菜の酸味と香菜がポイント。980円。(☎03・5296・3386)

食を介したコミュニケーションを提案する編集者の思い出の味。

 戦前まで祖母が満州に住んでいた影響で、母の得意料理はもっぱら中国料理、しかも東北地方のメニューです。自家製の餃子や東坡肉が日常のおかず。誕生日会で友達を招く日は、大量の水餃子をせっせと包んでくれる、といった具合でした。そして冬場の定番、3日に1度は食べていたのが、豚バラ肉と白菜、タケノコ、モヤシを入れて、食べる直前に酢をかける鍋! 十数年前に〈味坊〉で「酸菜白肉」を食べたときに“あれ? なんだか妙に懐かしい味だなあ”と思ったのは、その鍋の記憶が甦ったから。以来、ほぼ週1ペースで寄ってしまっています。

小林淳一
WEBマガジン「colocal」などの編集者。お酒を飲んで東北を支援する『DRINK 4 TOHOKU』(http://www.drink4tohoku.com/)を3月9日開催。

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取材・文/小石原はるか

本記事は雑誌BRUTUS773号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は773号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.773
なにしろラジオ好きなもので②(2014.03.01発行)

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