ライフスタイル

すげの馬

みやげもん

No. 771(2014.02.01発行)
コレクター
午のすげ細工2,835円(JAえちご上越泉支店☎0255・75・2322)。
背負った荷には、豊作の祈りを込め稲穂を使っている。
亥のスゲ細工も切手となった代表的な作品の一つ。

艶やかなスゲで編まれた妙高の馬で午年の幸を祈る。

 今年の干支“午”にちなんで、ここのところの「みやげもん」は特に藁馬に力を入れてご紹介してきました。その多くは、七夕などの習俗に関連して作られるものでしたが、今回ご紹介する「スゲ細工」は、馬だけでなく、年ごとの干支が作られている縁起物です。材料も藁ではなく、独特の青みがかった光沢のある“スゲ”。新潟県妙高市では、このスゲを使った細工物が盛んで、農家の副業として50年以上前から作られています。収穫してからしっかりと天日干しすることで若々しい青緑色に仕上がり、藁とはまた一味違った艷やかな質感となります。秋になると、農家の奥様たちが集まってその年の干支を作るのですが、干支ごとに得意とする作り手が異なり、また製作者の方々の高齢化もあいまって、なかなか人手が集まらず毎年注文をこなすのが大変なのが悩みの種なのだとか。かつては十二支の細工物をいつでも注文できたのですが、現在はその年の干支のみを受け付けています。午年は、明るく開放的で飛躍の多い年となるといわれていますから、今年が“跳ねる年”になるよう願いつつ愛でたいですね。

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edit/
Shogo Kawabata

本記事は雑誌BRUTUS771号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は771号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.771
コレクター(2014.02.01発行)

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