テーマ〈続々々オリンピック〉

平常心ブラザーズの平常心を失くす日。

No. 771(2014.02.01発行)
コレクター
宮沢 2020年のオリンピックのときには、もう海外に行こうと思ってる。そろそろ予約しようかなと。夏は海外に行くよ、俺は。
やつい いや、宮沢さんに演出の話が来ちゃいますから、きっと。そうしたら昨年の公演『夏の終わりの妹』で使った真っすぐのレーンのような舞台で100m走やりましょうよ。ハードルもできますから(笑)。
宮沢 いや、断固海外に行くんだ(笑)。ハードルはね、高いですよ。高いと言えば、走り高跳びも高いね。世界記録って2m30㎝とかでしょ?
やつい 公衆電話を飛び越えますよね。今、あんまりないですけど。
宮沢 楽々行くでしょ。目の前で見たら、おかしいくらいだよね。
やつい YouTubeで黒人の青年たちが遊びでやっているのを見たんですよ、高跳び。もう信じられないくらい高いんですよ。ハサミ跳びなんだけど、こいつらに背面跳びを教えたらどうなるんだって。
宮沢 余裕で5mは行くんじゃないかな(笑)。よし、帰化させよう。
やつい サッカーも多いですよね。
宮沢 もうね、最終的にはブラジル人になるから。
やつい ん? 省略しすぎて、劇的すぎてよくわからないです(笑)。
宮沢 いや、ブラジル代表になれないけれどもものすごく上手い人が世界中に渡っているでしょう? だからいずれワールドカップは全員ブラジル人で、あれ? ってなるという。
やつい 卓球もそうですよ。中国
宮沢 あんなに広い国でどうして卓球に力を入れたかな。中国で野球のオリンピック代表を作ろうと190㎝以上の若者を集めたらものすごい人数が来たらしい。
やつい インドもそうですけど、お金がないと強くなれない。結局、金かよと。
宮沢 ケニアは長距離強いじゃない? それは貧しい人たちが成功を掴む手段だからだよね。イギリス貧困層は、ミュージシャンになるかサッカー選手。アメリカなら、バスケかラッパーか。
やつい 生きていくための手段か。箱根駅伝でも留学生の速さは尋常じゃないですもんね。何人抜くんだよって。でも、区間で終わらされちゃう。よくできてますよね、さすが日本が考えた競技。なんとか勝とうとしますから。
宮沢 2020年も、正月は箱根を見るか(笑)。(このテーマ了)

宮沢章夫/遊園地再生事業団主宰。3月20〜30日、座・高円寺1で『ヒネミの商人』。

やついいちろう/エレキコミック第23回発表会『Right RightRight』が5月21日〜。

photo/
米谷 享
text/
村岡俊也

本記事は雑誌BRUTUS771号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は771号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.771
コレクター(2014.02.01発行)

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