〈神田まつや〉の「ごまそば」

自分史上最多ごはん

No. 770(2014.01.11発行)
続・尊敬できる日用品
伝統を守り続ける老舗で、昭和30年代から人気を博す逸品。ゴマだれは、最後に必ず蕎麦湯で割って飲むべし。800円。(☎03・3251・1556)

大阪に転居したてのこの方が恋しくなること必至な江戸の味。

 グルメでも蕎麦通でもないけれど、〈神田まつや〉は心のふるさとなんですよ。子供の時分、小遣いとは別に書籍代は好きなだけ使い放題、という家に育ったので、三省堂書店がまだ木造3階建てだった頃から、神田の書店街をうろちょろしていましてね。書店巡りの獲物を抱えて、まつやさんの暖簾をくぐるわけです。でもって、ごまそば一枚。さらに追加で一枚。ゴマだれを合わせた蕎麦つゆが旨いのなんの。クセになりますよ。春から大阪府立高校の校長になる予定で、最近大阪に移住したんですけど、ごまそば食べに、たまに東京に帰ってくるかなぁ。

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わぐりたかし
放送作家・語源ハンター。著書に『大方言』(ぴあ)など。2014年1月、東京から大阪に単身移住。4月より大阪府立高校の校長に着任予定。

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取材・文/小石原はるか

本記事は雑誌BRUTUS770号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は770号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.770
続・尊敬できる日用品(2014.01.11発行)

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