東京・銀座の中央通りに、ひときわ華やぐ一角が! そこは翌日にオープンを控えたプラダ 銀座店。店舗のお披露目を兼ねたカクテルパーティが行われていました。
地上3階建てで、延べ床面積は約1,000㎡にも及ぶこの店舗。デザインを担当したのは、これまでもプラダやミュウミュウの建物を数多く手がけてきたイタリア人建築家ロベルト・バチョッキです。印象的なのは、遠くからでも目立つゴールドのファサード。これはプラダが賛辞を送るキネティックアートで有名なアーティスト、カルロス・クルズ=ディエズに敬意を表して作られたもの。
1階はメンズとレディースのレザーグッズを扱うフロア。白と黒の市松模様の大理石で彩られた床がインパクト抜群。パステル調の空間が広がる2階はレディースコレクションのフロア。3階はメンズコレクションのフロアで、オレンジの焼き付け塗装にメタルで縁取られた壁面や細い黒檀を使用した床などほかのフロアとは雰囲気が一変。その違いも見どころです。
東京では2003年に誕生した青山店以来、約10年ぶりとなる大型旗艦店のオープンだけに、会場にはプラダのスーツやドレスに身を包んだ紳士や淑女が多く来場。心地よい緊張感に満たされた、華麗なる一夜となりました。
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- Hiroya Ishikawa
本記事は雑誌BRUTUS767号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は767号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。