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ウマいから並ぶのか、 並んでいるからウマいのか。 台南の超(長)行列の人気店。

台南

BRUTUS特別編集(2018.03.15発行)
BRUTUS特別編集 増補版 台湾

牛肉湯(ニュウロウタン)/六千牛肉湯

牛肉は甘辛の醤油ダレと千切りショウガを絡めて食べる。牛肉湯120元。

朝5時から大行列、台南イチ並ぶ店。

台南グルメの代表格、牛肉湯。中でも圧巻の行列ぶりなのがこの〈六千牛肉湯〉。人気の理由は市郊外の善化市場で毎日仕入れる超新鮮な台南牛と湯(スープ)の味。牛テールと野菜でとったスープはさっぱりとした後口で、この熱々を薄切り牛肉にサッとかけ、軟らかなレア状態のうちに食べる。夜明け前から並び始めて5時の開店時には大行列。これが売り切れになるまで続く。是が非でも食べて帰るなら、月曜朝か雨の日が狙い目だ。

噂を聞きつけて台湾全土から観光客が押し寄せる。メニューには牛レバーやハツのスープも。白飯は10元。

イカビーフン/葉家小卷米粉

地元民に圧倒的に愛されるイカ米粉。

小巻とはスルメイカのことで、海産物が豊富な台南ではこれを使ったイカビーフンもソウルフード。創業1935年、現在は3代目の葉家一族が切り盛りするこの店のメニューは、創業以来イカのスープとビーフン2種類だけ。イカと野菜でとったダシに塩少々で味つけした澄んだスープは、イカの甘味が広がり、これに丸い中太麺のビーフンがよく絡んでしみじみとウマい。家族連れの地元民が辛抱強く並んでいるのも、味が確かな証拠だ。

国華街という小吃店の老舗が並ぶご当地グルメ通り沿い。スープはお代わり自由!

割包(グァバオ)/誠仔虎咬豬

豚の角煮を挟んだ定番の虎咬猪。ふっくらパンとタレも相性抜群。35元。

日暮れとともに人が集まる割包屋台。

開店は夜の7時。2016年3月に登場した割包専門の屋台で、ウマさと店主のキャラの濃さが話題となり行列店に。割包とは饅頭(中国風パン)に紅焼肉(豚の角煮)を挟んだ台湾式バーガーのこと。台南産豚肉はふっくら、醤油や砂糖、五香粉などを調合したタレも絶妙な味加減だ。電球型ボトルに入ったドリンクも名物で、杏の種を搾って作る本格的な杏仁ジュースは香りも良く必飲。4時間ほどで売り切れることが多いので早めに攻めよう。

店主の張舜宗さん(左)と2代目の黄栢誠さん(右)。この格好は昔の大工の仕事着。割包は全6種類、杏仁汁60元

六千牛肉湯・リュチィェンニュウロウタン
台南市中西區海安路一段63號☎06・222・7603。5時〜売り切れ次第終了。火・水・木休。

葉家小卷米粉・イェジャシャオチェンミィフェン
台南市中西區國華街二段142號☎06・222・6142。8時30分〜売り切れ次第終了。月休(祝日の場合は翌火休)。

誠仔虎咬豬・チォンズーフーヤォヂュ
台南市中西區民權路三段128號界隈☎0976・917・427。19時〜売り切れ次第終了。不定休。

photo/
Kazuharu Igarashi
text/
Yoko Fujimori

本記事は雑誌BRUTUS特別編集の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容はBRUTUS特別編集発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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