旅行

ウマいから並ぶのか、 並んでいるからウマいのか。 台北の超(長)行列の人気店。

台北

BRUTUS特別編集(2018.03.15発行)
BRUTUS特別編集 増補版 台湾

タピオカミルク/陳三鼎 黑糖靑蛙鮮奶創始店

こっくりとした甘さで、旅の疲れも吹き飛ぶ。氷の量はお好みで。40元。

タピオカ+黒糖+牛乳の甘いハーモニー。

台湾大学のお膝元、学生街で知られる公館に位置。店の看板メニューである靑蛙撞奶(タピオカミルク)は、中国語で「カエルが牛乳とぶつかる」ことを意味する。作り方は簡単。カップに黒糖シロップで煮込んだタピオカと、そのシロップ、そして冷たい牛乳を入れて、後は好みで氷を加えるだけ。黒糖の甘味が溶け出した牛乳と、もちもちの大粒タピオカの組み合わせは無敵だ。いわゆるタピオカミルクティーとは別ものなので、ご注意を。

店先の地面に書かれた線に沿って並ぶ。チョークが見えづらいのもご愛敬。

胡椒餅/福州世祖胡椒餅

行列店だけに、いつも焼きたて。厚めの生地はパンに近い。50元。

肉汁あふれるB級グルメを夜市のお供に。

士林と並ぶ台北二大夜市とも評される饒河街夜市の中でも、間違いなく一番長い行列を誇るのがこの屋台。コショウを効かせたネギ入り肉餡を、発酵させた小麦粉の生地で包み、窯の内側に貼り付けて強火で焼くと、外はカリカリ&サクサク、中は肉汁プッシャーの一品が出来上がる。手のひらサイズながら見た目以上の重量感と、辛味の効いたパンチある味つけなので、食べ応えも十分だ。ヤケドしないよう、少しずつ食べ進めるのがお約束

饒河街夜市の入口近くに位置。設置されたガイドポールに沿って並ぶ。焼き上がりのタイミング次第で、30分以上かかることも。

蔥抓餅(ツォンツァビン)/天津蔥抓餅

オススメは、台湾バジルと卵入り35元。バジルがいいアクセントになる。

空気を含んだエアリーな生地に舌鼓。

本人にもお馴染みの永康街の中ほどにある行列店。層状に練り込んだネギ(蔥)入りの生地を機械でプレスし、鉄板で焼き上げている。ポイントは、ヘラ(フライ返し)使い。焼いている間、層状の生地を一枚一枚ほぐすようにして空気を含ませていく。うまい具合にほどけて表面カリッ、中もちっとなったら出来上がり。醤油を塗っただけのシンプルな一份(25元)から、卵、台湾バジル、ハム、チーズの全部入り50元まで、お好みでどうぞ。

並び方に決まりはないので、とにかく行列の最後尾につく。卵入り30元、ハム卵、チーズ卵が各40元。辛味ソースはセルフで。

ドーナツ/台灣人甜甜圈

一番人気のあん入りは売り切れ必至。

台湾まで行ってわざわざドーナツ⁉ とあなどるなかれ。粉もの天国・台北で人気のそれは、なかなかに日本人好みの一品なのだ。噛んだ瞬間、カリッと音がするほどサクサク&フワフワの食感もさることながら、その周囲にたっぷりとふりかけられた甘いミルクパウダーが郷愁をそそる。日本人にはプレーンが評判だが、台北っ子の一番人気はあん入り。こちらは、11時30分、14時、16時の1日3回のみの販売とあって、競争率も高い。

店前に設置されたテントが目印。ピーナッツ、タロイモなどの味もあり。ドーナツはすべて25元

福州世祖胡椒餅・フージョウシーズーフージャオビン
台北市松山區饒河街249號☎0958・126・223。16時〜24時。無休。

陳三鼎 黑糖靑蛙鮮奶創始店・チェンサンディン ヘイタンチンワーツァンナイツァンマイディェン
台北市中正區羅斯福路三段316巷8弄2號☎02・2367・7781。11時〜21時30分。月休。

天津蔥抓餅・ティエンジンツォンツァビン
台北市大安區永康街6巷1號☎02・2321・3768。9時〜22時30分。無休。

台灣人甜甜圈・イワンレンエティェンティェンジュェン タイペイディエン
台北市大同區華陰街183號☎0958・900・138。11時〜19時。無休。

photo/
Chiao Yeh, Kazuharu Igarashi
text/
Ai Sakamoto, Yoko Fujimori

本記事は雑誌BRUTUS特別編集の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容はBRUTUS特別編集発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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BRUTUS特別編集 増補版 台湾(2018.03.15発行)

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